オヤはトルコに今も息づく伝統の手仕事で、手先が器用なことが良いお嫁さんの条件とされるトルコでは女性のたしなみの一つ。女の子たちは小さな頃から母や祖母にオヤの編み方を教わり、将来の花嫁支度をします。もともとは縁飾りやレース編みなどを指し、彼女たちの習慣として髪の毛を覆うためのスカーフにかぎ針や縫い針を使い縁取りをしたり、嫁入りのためのシーツ、ベットカバー、カーテン、タオルなどに手刺繍やレース編みの縁取りをしたりしたのがオヤ。子供が生まれると、子供の結婚式でお祝いに来てくれるお客様に渡すために、オヤを作りチェストに集めておくお母さんもいるようです。
母から娘へと長い歳月を経て受け継がれてきた伝統のオヤはアクセサリーとしても人気急上昇中。イスタンブルバザールでは、トルコの主婦たちが手作りした繊細なオヤのアクセサリーをご紹介します。
イスタンプルバザールのオヤは、センス抜群のオヤ作家が作っているpapatyaブランド。デザインも出来上がりもとても綺麗だと好評です。
◆◆◆ Grey のネックレス◆◆◆
◇素 材◇ サテンのオヤ糸 、 ビーズ
◇長 さ◇ 約45cm
◇原産国◇ トルコ
灰色の糸と玉虫色のビーズの組み合わせで編んだネックレス。糸とビーズでできているから見た目の華やかさからは想像できないほど軽く、金属を使わないので金属アレルギーという方にもおすすめです。お洒落上手な方へのプレゼントにも喜ばれそうですね。